7 アメリカのペット事情
PET'S MART
まず、アメリカのペットショップについて述べたいと思う。
もちろん色んなショップがあるが、私のお気に入りはPET'S MARTである。この店はチェーン店でいたるところで見かけるが、まずかなり大きい。そして店内はコンクリートの打ちっぱなしで、倉庫みたいな趣。
この店の最大の特徴は、ペットの立ち入りがOKなこと。リードはもちろんつけているが、色んな犬が店内を歩いている。その風景を初めて目の当たりにした時の感激といったら……。とても口では言い表せないほどだった。
 
もちろんペットショップなので、犬、猫以外のグッズもいろいろそろっている。日本のショップと違う点は、犬の販売をしていないことだろうか。ハムスターや、熱帯魚、鳥は販売している。猫もちょっとではあるが、置いている。しかし犬だけは一匹もいない。
以前、この店ではないが「PUPPIES(子犬)」という看板の店を覗いたことがあったが、ここにも犬はいないようだった。あるのはボード一面に貼られた犬の写真だけ。実際はどこで犬を手に入れるのか。
ひとつには、里親を募集している団体へのアクセス。後は直接ブリーダーのところへ連絡をとる、という方法らしい。子供が牧場のサマーキャンプに参加した時に、そこで飼っているゴールデンレトリーバーが赤ちゃんを産んでいて、私にも見せてくれた。そして
「どうですか? 一匹3万円です。」
というので、ちょっとびっくりした。話を聞いたら、特にブリーダーというわけではないので、こんなに安く分けているんだ、と言っていた。こういう人もいるのだから、結構底辺が広そうである。
さて、話は戻ってこのPET'S MARTの充実振りはすごい。フードだけでも商品の棚が3列、両側びっしり、それこそ星の数ほどの種類、大きさがそろっている。
さらにおやつ。これまたすごい。
重さが2キロくらいありそうな巨大な骨から、豚の耳、チューイングジャーキー、ビスケットなど、またまた専用の棚が2列くらい並んでいる。
バスケットや、犬用クッションの種類も豊富で、あまりに可愛いので同じ柄の違う形のクッションを2個買ってしまった。
 
左手前にあるおもちゃがアレックスのお気に入り。特に転がすとフードが出てくるキューブは日本にいた時から、獣医さんもおすすめのおもちゃ。
他には
噛んで遊ぶビニール製のおもちゃ
首輪、リード
シャンプー
食事用グッズ
毛取りグッズ
お洋服
本
などなど……
一つ一つ見ていると、あっという間に2時間くらいはたってしまう。それぞれとってもユニークで、感心してしまう。
そしてこれはあくまで犬コーナーだけ。
猫はまた別に、これと同じくらいのボリュームで商品がそろっている。
本当に奥が深い。
 
左はかみかみ用おもちゃ(ラテックス製) 犬が噛むと「きゅううう」と音が鳴る。見かけすごいリアル。
また、イベント別商品もすごい。クリスマスシーズンには、ペット用サンタからの贈り物がずらりと並ぶ。靴下型の袋には、さまざまな大きさ、形の骨が入っている。ハート型や、星型など、もちろん犬には形なんかわかりっこないのだが、そのアイディアが楽しい。
バースデー用には、犬がかぶる三角帽子、バースデー用ナプキン、紙皿、マットまでそろう。
こういう商品開発の裏には、やっぱりペットは家族、という思いをひしひしと感じる。最初にあるもの、それは愛情なのだ。
「世界一可愛いあなたのペットのために。」
そんな売り手の温かい思いに満ちている。
私は一つ一つの商品にそんな思いを感じた。
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