レスキューグループのこと

 

 マウントドーラという町にPiglet's Pantryというペットショップがあります。この店は入り口のドアの取っ手が犬の大好きな骨の形になっていて、店の中にはユニークな商品がいっぱいです。
 中でも面白いのはドッグトリート。犬のおやつです。この店の犬のおやつは全て手作りで犬には有害な塩が一切使われていません。人間が食べるようなお菓子のように、ひとつひとつ丁寧に成形され可愛らしくラッピングされています。

店の商品はこちら
店のホームページは
http://www.pigletspantry.com/

 店の名前にもなっているピグレットはオーナーの飼い犬でグレイハウンドです。私が訪ねた日は同じくグレイハウンドのティガーが店にいました。これらのグレイハウンドは元はドッグレースに出ていた犬で、引退後彼らのもとに引き取られて来ました。

 足が速いことで知られているグレイハウンドのレース寿命は、3〜4年なのだそうです。レース引退後の彼らの運命は、こうやって犬好きの人にもらわれるか、それとも生体実験のために研究所送りになるか、殺されるか、だそうです。実態は大半の犬が殺される運命をたどっているということなのです。
 ペットを家族のように可愛がっている人もいれば、金を生み出してくれるただの道具のように考える人もいる。これはドッグレースの主催者だけではなく、劣悪な環境に犬を置いて一般の人に犬を売るペット業者も同じです。

 ピグレットの店では、このような犬を救うレスキューグループへの募金も呼びかけていました。グレイハウンドの他にゴールデンレトリーバー、そして驚いたことにキャバリアのグループもありました。

 「ラッキースター」というのがそのレスキューグループの名前です。
 これはこのグループを作った人が最初にレスキューしたキャバリアの名前が「クラシックスター」といい、
「この子は『クラシック』じゃなくて『ラッキースター』っていう名前の方がぴったりだ。」
と言ったことから命名されたそうです。

 そのキャバリアはオークションにかけられていたところを助け出されましたが、全身が尿にまみれてすさまじい臭気を放っていたそうです。また尾にはやけどの跡があり、目も耳も感染症にかかっていました。
 懸命な介護の結果、すっかり健康を取り戻した「ラッキースター」はその後ミズーリ州のある女の子の家にもらわれていき、幸せな余生を送ることになったということです。

 設立は新しく、1998年で2000年までの二年間に120匹ものキャバリアを救い出したそうです。非営利団体で活動はすべてボランティアの手によって支えられています。彼らのホームページにはアダプトを待っている沢山のキャバリア達の写真がのっています。

http://www.luckystarcavalierrescue.org

 テレビのコマーシャルなどで
「今日もあなたの暖かい手を待っている犬がいます。どうか犬を買わないで。アダプトして(もらって)ください。」
という内容をよく見かけます。
 PET'S  MARTでも
「私達は犬や猫を売りません。アダプトの窓口だけしています。」
という張り紙を見たことがあります。どちらもグレイハウンドのような犬や心無いペット業者によって虐待された犬、猫、そして飼い主に捨てられたペット達がどんなに多いかを物語っていると思いました。

 その反面、言葉の話せないペット達の心の痛み、そして叫びを聞くことの出来る人々がいるのです。レスキューグループに携わる人々に心から敬意を表したいと思います。同時に私達に出来ることを常に考えたい。今日私はそんな風に考えました。

 

 

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